定期公開を始めた笹沢左保記念館と、島ノ江修治館長=佐賀市富士町小副川

 佐賀市富士町の笹沢左保記念館が1日、定期開館を始めた。これまで観覧希望者がいる場合などに不定期公開していたが、今後は木曜~月曜日に開館日を定め、笹沢さんの業績を広める活動を活発化させていく。

 時代小説「木枯らし紋次郎」などで知られる笹沢さんは、1988年から2001年まで県内で暮らし、うち7年間は富士町で過ごした。記念館は、笹沢さんが88年に同町へ移住した際に建てた邸宅をそのまま利用。仕事場だった離れを公開している。

 350冊以上ある著作のうち同宅で約100冊を執筆し、新人作家の登竜門となった「九州さが大衆文学賞」を提唱するなど意欲的に活動した。在宅当時の趣をできるだけ生かしつつ、手書き原稿や資料写真の展示、笹沢さんが使用していた本棚に閲覧可能な著作本を並べている。島ノ江修治館長は「佐賀の文学的土壌を豊かにすることに注力した先生の精神を受け継いでいくことが、先生の遺志に応えること」と話した。

 開館時間は午前10時~午後5時で、入場料は大人300円、小学生以下無料。火曜、水曜日は休館。問い合わせはミサワホーム佐賀内、電話0952(23)7141。

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