■AI高度化、積極投資

 トヨタ自動車は、2020年代前半に一般道で自動運転できる技術を実用化する方針だ。人工知能(AI)を活用したシステムの開発を進め、運転手が操作に全く関与しない「完全自動運転」を目指す。交差点や歩行者といった複雑な情報を瞬時に処理して操作を判断するAIの高度化が課題となる。

 国内外の自動車メーカーに加え、米IT大手グーグルなど異業種も自動運転の開発に参入し、競争は激化している。トヨタはAI分野への積極投資を続け、先端技術で先行したい考え。

 自動運転の技術は5段階に分けられ、最高の「レベル5」はシステムがブレーキやハンドル操作を全て担う。トヨタが20年代前半に実用化するのは「レベル4」で、完全自動運転ではあるものの交通量が少ないなどシステムが対応可能な地域に限定される。

 緊急時は運転手が操作する「レベル3」を20年までに高速道路で確立し、その技術を発展させる。トヨタ幹部は「自動運転の目的は事故をゼロにすることだ」と強調した上で「インフラや法律を整えていくことも重要だ」としている。【共同】

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