10回、サヨナラの二塁内野安打を放ち菊池(左)に祝福される広島・安部=マツダ

 広島がサヨナラ勝ちした。7-8の七回に押し出し四球で同点。延長十回、代わったドリスを1死二、三塁と攻め立て、安部の二塁への内野安打で試合を決めた。九回から登板した中崎が初勝利。阪神は十回の2失策が痛すぎた。

■打線奮闘粘り健在

 劣勢をはね返す力は今年も健在だ。広島が5時間超えの総力戦にサヨナラ勝ちで終止符。両軍合わせて28四死球と荒れた試合となったが、打線が奮闘し、緒方監督(鳥栖市出身)は「野手の頑張りには頭が下がる。粘り強いうちらしい攻撃ができて、勝利につながった。頼もしく感じる」と目尻を下げた。

 一回にいきなり4点を失う苦しい展開だった。しかし、すぐさま丸に3ランが飛び出すと、中盤から着実に加点。七回に押し出し四球で追い付き、延長戦に持ち込んだ。

 十回は相手の失策が絡み、1死二、三塁で安部。2球で追い込まれる中「開き直って」と切り替え、5球目を二塁へ決勝の内野安打とした。途中出場の立役者は「一人一人がつなぐ意識を持って、みんなで勝ち取った勝利」と声を弾ませた。【共同】

 広島―阪神 2回戦(1勝1敗、14時、マツダスタジアム、31609人)

阪神 420 002 000 0 |8

広島 300 022 100 1x|9 (延長10回)

▽勝 中崎1試合1勝

▽敗 ドリス2試合1敗

▽本塁打 丸1号(3)(岩貞)鈴木1号(2)(岩貞)

▽二塁打 エルドレッド、丸、天谷▽犠打 梅野2、岩貞2、丸、会沢▽犠飛 糸井、原口、丸▽盗塁 高山(1)丸(1)安部(2)▽失策 高山、マテオ、ドリス、糸原、田中▽暴投 岩貞▽与死球 薮田(糸原)

▽試合時間 5時間24分

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