オリックス生命保険は13日、大規模災害に備えたリスク分散の一環として、長崎市にコールセンターや保険金支払い業務など一部の本社機能を担う拠点を新設すると発表した。10月1日から業務を開始する予定。地域で正社員を採用し、2020年3月末に400人体制にする。

 新拠点は長崎市元船町のビルに置き、名称は「長崎センター(仮称)」。7月14日から採用活動を始め、業務開始までに約70人採用。その後人員を順次拡大する予定。応募者はセンターから通える範囲の地域に住んでいることを条件にした。

 オリックス生命は保有契約の増加など業務の拡大に伴い、人員増強を計画していた。本社機能が大阪に一部あるが、大半は東京に集中し、災害時の対応に課題があった。

 オリックス生命の担当者は長崎市を選んだ理由について「地震など大規模自然災害の発生率が比較的低い。人材面でも教育機関が充実し、地元での就職志向も高く、安定的に確保ができる」と話した。

 生保業界の災害対応を巡っては、大手の日本生命保険が福岡市にコールセンターを新設したり、外資系のアメリカンファミリー生命保険やアクサ生命保険が本社機能の一部を札幌市に移転したりしている。【共同】

■長崎知事「誘致に弾み」

 長崎県の中村法道知事は13日、長崎市に拠点を新設するオリックス生命保険について「今後の企業誘致に大きな弾みがつく。この上ない喜びだ」と歓迎するコメントを出した。

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