テスラのマスクCEO(左)、フェイスブックのザッカーバーグCEO(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】「人工知能(AI)は危険だ」「かなり無責任な警告だ」-。電気自動車メーカー、テスラのマスク最高経営責任者(CEO)と交流サイト最大手フェイスブックのザッカーバーグCEOという米国の著名経営者2人が、AIを巡って火花を散らしている。

 論争の発端となったのは、マスク氏の15日の講演だ。かねてAIの危険性を訴えてきたマスク氏は「AIは偽ニュースなどをつくり、情報操作で戦争を引き起こすことができる」との持論を披露した上で「AIは文明が直面する最大のリスクだ」として、政府による規制の必要性を説いた。

 これに対しザッカーバーグ氏は23日、自動運転車の安全性を向上させたり、病状診断の精度を高めたりすることを通じてAIが人命を救えると指摘。マスク氏を名指しこそしなかったが、AIの危険性を強調する人たちを「かなり無責任だ」と一刀両断した。

 今度はマスク氏が25日未明、ツイッター投稿で反撃。AIについてザッカーバーグ氏と話したことがあり「彼の理解は限られていた」とした。マスク氏はその後も持論を訴え続ける構えを見せており、AIを巡る論争はしばらく続きそうだ。

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