「徹底的な原因究明が一番大事な問題。ここをうやむやにしてそういった議論はありえない」との認識を示した佐賀県の山口祥義知事

 沖縄県名護市沖で在沖縄米海兵隊の新型輸送機オスプレイが大破した事故に関し、防衛省から佐賀空港への自衛隊機配備要請を受けている佐賀県の山口祥義知事は14日、「徹底的な原因究明が一番大事な問題。ここをうやむやにしてそういった議論はありえない」と原因究明が諾否の議論よりも優先する課題との認識を示した。2019年度から順次配備を目指す防衛省の計画に影響を与えそうだ。

 記者団の取材に答えた。事故に対し「見た感じでは重大な事故と認識している」と述べ、「県民も不安に思っているだろう。安全安心が第一と言ってきたので、徹底的な原因をしっかりと調査して示していただきたい」と注文した。

 議論が振り出しに戻ったのかと問われると、「そういう意識はないが、まず徹底的に原因究明していくことが目の前に横たわっている」と強調した。防衛省から直接説明を聞くことについては「今後状況を見ながら考えたい」と答えた。

 事故を受け「全ての論点の前に、徹底的に原因を調べることがある」としており、議論のスケジュールがずれ込むことが予想される。過去の米軍オスプレイの墜落事故の例を見ると事故報告書の公表までに2~6カ月ほどかかっている。

 稲田朋美防衛相は記者会見で、佐賀空港へのオスプレイ配備計画への影響に関し、「(米側から)何度も『機体の不具合によるものではない』と説明は受けているが、具体的な根拠を示されることが重要だと思う。事故原因の究明について、その結果を佐賀県も含め地元の皆さんに丁寧に説明していきたい」と語った。

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