肥前窯業圏の県内5市町で陶磁器文化をテーマとしたイベントを開く地域プランナーやデザイナー。中央は山口祥義知事=県庁

 日本遺産の「肥前窯業圏」を広く発信しようと、陶磁器文化を題材に料理やアートに触れる催しが2月18日から、県内5市町で開かれる。まちづくり活動などに取り組む「地域プランナー」5人が企画・運営に携わり、画家や映像作家ら県内外のアーティストも協力する。作品展やワークショップなどを通して幅広い層に焼き物や産地の魅力を伝える。3月20日まで。

 5市町は唐津、伊万里、武雄、嬉野市と西松浦郡有田町で、県が主催する。レストラン内で器や地元食材を使った料理を味わいながらプロジェクションマッピングを楽しんだり、「巻きずしアート」に挑戦してみたりと多様な催しがある。

 31日の地域プランナー任命式で山口祥義知事は「佐賀の素晴らしいものをえぐり出していくためには、行政主導でなく、地域発で皆がお祭りみたいに頑張っていくようになるのが一つの目標」と呼び掛けた。

 唐津の地域プランナーで、カフェバー経営の前田真子さん(44)は「気軽に唐津焼を使ってもらえるような感じにしたい」と画家が作ったランチョンマットに唐津焼を載せて食事を提供する。木工用ボンドで創作活動をする冨永ボンドさん(33)=多久市=は「焼き物という伝統的な文化と現代アートが一緒になることで、互いのファンに魅力が伝わり、5市町のつながりもさらに深まるのでは」と期待した。

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