福岡市の高島宗一郎市長(右)に熊本地震での支援の返礼で「恩泉」を届ける大分県別府市の長野恭紘市長=31日午後、福岡市役所

 「別府温泉」で知られる大分県別府市の長野恭紘市長は31日、昨年4月の熊本地震の被災・復興支援の返礼で温泉の湯を届ける「恩泉」事業の第1弾として、別府の湯を積んだトラックに乗って福岡市役所を訪れた。

 長野市長は、福岡市職員数十人に拍手で迎えられ、福岡市の高島宗一郎市長と握手。震災直後に福岡市から救援物資が届けられたことなどに感謝し「物心ともにお世話になった。今度は別府市の宝である温泉で元気を届ける番だ」とあいさつした。

 大分県によると、別府市では熊本地震で建物の一部損壊などの被害が出た。別府市によると地震後、宿泊のキャンセルが相次ぎ、昨年のゴールデンウイークの宿泊者数は前年比33%減まで落ち込んだ。今年初め、前年比1%増まで回復した。

 観光業回復を受け、全国の一般家庭や施設に温泉の湯を届ける事業を企画し、希望者を「別府温泉の恩返し」のホームページで募集している。【共同】

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