宮崎空港に到着し、歓迎の花束を受け取る広島・緒方監督=31日

宮崎空港に到着し、歓迎の花束を受け取る辻監督(中央)ら西武ナイン=31日

 プロ野球12球団は2月1日に国内外でキャンプインする。各球団は31日までに宮崎、沖縄両県などのキャンプ地に入り、セ、パ両リーグが同時に開幕する3月31日に向けて始動する。3月には国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控え、日本代表選手の調整も本格化する。

 宮崎県では昨季セを制した広島の新井らが日南市に入り、大型補強を行った巨人は宮崎市内の神社で新加入の陽岱鋼らが必勝を祈願した。沖縄県では阪神の金本監督が那覇空港で歓迎を受け、日本代表の主軸として期待されるDeNAの筒香は宜野湾市内の宿舎でミーティングに臨んだ。

 昨季日本一の日本ハムは1日(日本時間2日未明)から米アリゾナ州ピオリアで2年連続となる海外キャンプに臨む。WBCに出場する中田、増井、宮西は沖縄・国頭村で行われる2軍キャンプで調整する。【共同】

■緒方監督・厳しく選手を鼓舞

 セ・リーグ2連覇を目指す広島はキャンプ地の宮崎県日南市に入り、宿舎で全体ミーティングを行った。緒方監督は「去年は数多くの選手が素晴らしい成績を残してくれた。それが過信にならないように、気を引き締めるような言葉を掛けた」と厳しい表情で選手を鼓舞した。

 昨季は25年ぶりの悲願を成し遂げたが、慢心はない。監督はベテラン、外国人にも競争をあおり、大黒柱だった黒田が抜けた状況にも「穴とは思っていない。新たな若い力が絶対出て来てくれると楽しみにしている」と期待感をにじませた。

 昨年最優秀選手に輝いた新井は「去年できたからといって今年できる保証はない。また一からのスタート」と気合十分だ。1月30日に40歳になったばかりだが「ユニホームを着ている時は(年齢は)関係ない。今まで通り一生懸命プレーしたい」と、今年も変わらずひたむきな姿勢でチームをけん引する。

■辻監督・若い力で上目指す

 監督として初めて迎える春季キャンプを前に、西武の辻監督は宮崎空港で「いよいよ始まるな」と笑顔を浮かべた。中日やヤクルトのコーチ時代と比べ責任の重さを聞かれると「いろいろ考える。ポジションをどうしようとか、打順をどうするかとか」と感情の高ぶりを抑えるように話した。

 選手に求めるものは明確だ。自身の現役時代を踏まえ「どういう選手になりたいか、何をしなきゃいけないか考えて、一日が何げなく過ぎるのではなく、意味のあるキャンプにしてほしい」と訴えた。

 今キャンプの最重要課題は先発投手陣の整備。昨季2桁勝利を挙げたのは菊池のみで、ドラフト1位新人の今井(栃木・作新学院高)を含め21人の投手が、1軍主体のA班スタートとなった。新監督は「若い力が出て来ないと上を目指せない」と競争を願っていた。

【監督の談話】

■広島・緒方監督 今年も新たな結果出す

  プロである以上、去年の結果で飯が食えるわけではない。今年も新たに結果を出すことが大事なのだ。実績にとらわれずに、横一線で始まる。ベテラン、外国人、新人であろうと、競争の中でつかんでほしい。

■西武・辻監督 新しい先発投手に期待

  ついに始まるなという感じ。チームが戦う上で、投手力を重視している。1人でも、2人でも新しい先発投手が出てくることを期待している。活気あるチームになり、元気よく精いっぱい力を出してくれればいい。

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