佐賀県の老舗企業ランキング

■陶磁器、酒造多く

 創業100年を超す老舗企業が佐賀県内に315社あることが、信用調査会社「東京商工リサーチ佐賀支店」のまとめで分かった。企業総数に老舗企業が占める比率は1.86%で全国15位につけ、九州ではトップだった。同支店は「ものづくりの伝統を保持している企業が多い」と話し、堅実経営も評価している。

 業歴が古い県内上位10社をみると、いずれも1600年代の創業で、創業400年を昨年迎えた有田の陶磁器製造や、米どころの平野部に立地する酒造で半数以上を占めるなど、地域色を色濃く反映している。

 産業別にみると、製造業が108社で全体の3割を占め、小売65社、卸売・サービスがそれぞれ47社、建設が37社。業種別では陶磁器製造が23社と最も多く、旅館ホテル14社、土木工事12社、酒造11社の順となっている。

 「売上高1千万円以上5億円未満」が235社で7割を占めているほか、「従業員50人以下」が268社で8割を超えるなど、小規模企業がほとんどだった。

 調査は、東京商工リサーチが保有する企業データをもとに行った。1917年以前に創業した企業を抽出し、国内最古の企業は飛鳥時代の四天王寺建立で知られる578年創業の金剛組(大阪府)。都道府県別でみると、老舗企業数1位は東京都(3811社)、老舗率1位は山形県(3.33%)だった。

 同佐賀支店は「佐賀はものづくりに伝統を持つ企業が多い。新しい取り組みにも挑み、時代の変化に対応して生き残っている」と評価している。

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