2回戦・佐賀西―東明館 東明館延長11回裏無死一、二塁、3番野口厚太が左翼線へ二塁打を放ち、5―4でサヨナラ勝ちを収める=佐賀市の佐賀ブルースタジアム

 東明館が延長戦の末、佐賀西にサヨナラ勝ちした。

 4-4の延長十一回裏、四死球で無死一、二塁の好機をつくると、3番野口が左翼線にはじき返して試合を決めた。投げては五回から救援した緒方雄が力投。九回に追い付かれたが、延長では走者を出しながらも要所を締め、勝機につなげた。

 佐賀西は3点を追う九回、代打山本と5番安本の適時打で同点。粘りを見せたが、一歩及ばなかった。

 ▽2回戦(佐賀ブルースタジアム)

佐賀西000 100 003 

東明館020 020 000 

(延長十一回)     00  4

            01x 5

▽二塁打 山本、片渕(佐)稲田、野口(東)

=ヒーロー=

 1年生の一振りが劇的な勝利を呼び込んだ。佐賀西との延長十一回に及ぶ接戦を、サヨナラ勝ちでものにした東明館。殊勲の一打を放った野口厚太は「後ろにつなぐ気持ちで思い切り振った。本当にうれしかった」とはにかんだ。

 延長十一回裏無死一、二塁。打席に立った野口へのサインは犠打だった。ところが二度失敗、追い込まれた。それでもそこで、担任でもある豊福弘太部長の「思い切りや」というげきに発奮。2-2から内角高めの直球をはじき返した。

 直前の打席、野口は打ち上げてサヨナラの好機を逸していた。ベンチで「バットが波打ってるぞ」と同級生に声を掛けられ、「上からたたく。次は絶対に返す」と思ったという。ここ一番の勝負所で修正が結実した。

 1、2年生が中心の若いチーム。古賀洋監督は「この勝利で勢いに乗ってくれれば」と期待を込める。3回戦の相手は昨秋苦杯をなめた第1シードの佐賀商。野口は「きょう悪かったところをしっかり修正して、勝利に貢献する」と必勝を誓った。

 佐賀西・安本崇俊(九回に同点打)打ったのはインハイの直球。みんなとの夏をまだ続けたいという思いで打席に立った。

東明館5―4佐賀西

  佐賀西打安点

(5) 松 石420

(4) 大 財300

 H  山 本111

 R   森 000

 4  田中勇100

(6) 西 村310

(3) 森 田300

(8) 安 本412

(9) 高 山500

(7) 片 渕410

(2) 村 田410

(1) 遠 江201

 H  田中深000

 R  上 野000

 1  中 島100

    計 3574

 振球 犠盗失併残

 811310012

  東明館打安点

(8) 山 崎301

(4) 久保山511

(9) 野 口631

(2) 木 実310

(3) 木 谷510

(7) 稲 田212

 7  安 永210

(6) 中 村300

(1) 萩 尾000

 H  井 出100

 1  緒方雄200

(5) 竹 上410

    計 3695

 振球犠盗失併残

 59311013

投 手 回     安振球

遠 江 8     745

中 島 2 0/3 214

萩 尾 4     207

緒方雄 7     584

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