75万人目の来場者となった平田千尋さん(右から2人目)ら。右端は諸田謙次郎館長=佐賀市の佐野常民記念館

 佐野常民記念館(佐賀市川副町)の来場者が1日、75万人に達した。75万人目となった沖縄県うるま市の平田千尋さん(40)一家に記念品が贈られた。

 多久市出身で帰省中の平田さんは長女・彩華さん(10)や長男・悠真君(7)、県内在住の親族と訪問。「将来、子どもたちが歴史の勉強をするときにここへ来たことを思い出してくれれば」と語った。

 同館は2004年度に開館。来場者は年間4万人程度で推移していたが、隣接する三重津海軍所跡の世界遺産登録で急増した。15年度は18万1千人が訪れたものの、昨年度は12万4千人にとどまった。

 佐野常民は日本赤十字創設だけでなく、三重津海軍所の監督となり、日本初の実用蒸気船「凌風丸」建造にも尽力した。館内にはCGアニメで史跡を紹介するドーム型シアターなども設置されており、諸田謙次郎館長(62)は「最近は『見える化』を進めている。海軍所跡と記念館が一体となって佐野常民や佐賀藩のことを伝えていきたい」と話した。

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