鳥栖-甲府 前半24分、鳥栖FWイバルボ(右)がゴールを決め、1-1と同点に追いつく=山梨県甲府市の山梨中銀スタジアム

リーグ戦での躍進を約束し、サポーターとの記念撮影に応じる鳥栖の選手たち=山梨県甲府市の山梨中銀スタジアム

■鳥栖3-2甲府

 鳥栖は攻撃陣が奮起して3得点。甲府に2度先行を許しながらも鮮やかに逆転勝ちした。

 鳥栖は前半16分、相手の縦パスに反応できず先制を許したものの、直後の24分、積極的なプレスでMF石川がボールを奪い、こぼれ球を拾って抜け出したFWイバルボが加入後初ゴールを決め、同点に追い付いた。

 後半7分、ゴール前の攻防を押し切られ、再び甲府にリードを許したが、30分にMF水野のCKで再び同点とした。3分後には中央での崩しから途中出場のFW富山が押し込み、試合を決めた。【共同】

■ハイライト

イバルボ初得点流れ呼ぶ リーグ戦へ指揮官手応え

 前節・横浜M戦に敗れ、1次リーグ突破の可能性は消えていたが、最後に意地を見せた。鳥栖は甲府に2度先行されながらも攻撃陣が躍動して逆転勝ち。今季敵地での初勝利も付き、フィッカデンティ監督は「最後にひっくり返すことができた。メンタルの部分で今後につながる」と納得顔だった。

 FWイバルボが攻撃の活性化に一役買った。1点を追う24分、MF石川が背後から奪ったボールに反応すると、左サイドを切り裂いて左足で移籍後初ゴールを決めた。

 「勝つことだけを考えていた」とイバルボ。喜ぶ様子も見せず、ゴールネットに入ったボールを自ら取りに行く姿が、仲間の心にも火を付けた。

 後半、ミスを突かれ再びリードを許しても気後れすることはまったくなかった。「ハーフタイムに『今日は必ず勝つ』とみんなで誓い合った」とMF石川。30分のMF水野のCKは相手GKに当たって吸い込まれ、その3分後には途中出場のDF吉田の左クロスをFW池田が落とし、FW富山が押し込んだ。

 課題も浮かんだルヴァン杯だが、フィッカデンティ監督は「(けが人もいて)今後のリーグ戦を総力戦で戦わないといけない中で、動きが良かった選手をリーグ戦に起用するいい流れも生まれた」と収穫を口にした。

 試合後、選手たちは敵地勝利を信じて応援に来てくれたサポーターと記念写真に収まり、リーグ戦での躍進を約束した。

 相手選手を振り切り、何度となく攻め込んだイバルボは「チームが機能していないとチャンスはつくれない」と全体としての戦術浸透に手応えを示し、「監督に求められるプレーをやり抜くだけ」と力強く語った。

▽山梨中銀スタジアム

観衆 4337人

鳥 栖 3 1-1 2 甲 府 

      2-1

勝ち点5        勝ち点5

 ▽得点経過

前16分【甲】0-1 河 本(1)

前24分【鳥】1-1 イバル(1)

後7分 【甲】1-2 河 本(2)

後30分【鳥】2-2 水 野(2)

後33分【鳥】3-2 富 山(3)

0権田 修一 GK 岡西 宏祐0

0藤田 優人 DF 土屋 征夫0

0金 敏 〓    畑尾 大翔0

2スブットーニ   入間川景太0

1三丸  拡    道渕 諒平2

1太田 徹郎 MF 新井 涼平0

0小川 佳純    石原 克哉0

4石川 啓人    保坂 一成0

3水野 晃樹    ボザニッチ1

0池田  圭 FW 曽根田 穣1

2イバルボ     河本 明人3

     14SH7

      7CK0

     13FK14

      0PK0

 ▽交代(末尾の数字はSH数)

【鳥】後1分 金敏〓→青木0

   後14分 太田→富山1

   後31分 三丸→吉田0

【甲】後15分 石原→橋爪0

   後30分 保坂→若杉0

   後39分 曽根田→堀米0

 ▽警告

【鳥】小川

《サガン次戦》

リーグ戦 大宮 (4日午後4時、NAC5大宮)

※〓は火ヘンに赫

このエントリーをはてなブックマークに追加