議員の費用弁償を復活させる議案の議案審議。執行部側に事前協議がなかったとして議会側のミスを指摘する声が相次いだ=上峰町議会

 三養基郡上峰町議会は14日、議員提出の1日2千円の費用弁償を再開させる条例改正案の審議を巡り紛糾した。執行部への事前協議がなかったことを「議会側のミス」という指摘が議員から相次ぎ、議会内の意思疎通が不十分だったことが浮き彫りになった。16日の採決の可否も不透明になっている。

 議案審議では「執行部との協議があったものと理解していたが、ないのであれば提出したのは間違い」「予算が伴うので事前協議は必要。議会側の手落ちだ」と否定的な意見が複数の議員から出た。

 寺崎太彦議長は「執行部との協議の場を開く打診もなく、提出者から説明されたと思っていた」、総務厚生常任委員長で提出者の漆原悦子議員も「慣例で議長から町長に話すと考えていた」とそれぞれ釈明した。

 また、議長の許可を受けた武広勇平町長から提出議員への“逆質問”も飛び出した。このため休憩を挟んで執行部は質問ができないことを確認、町長と議員が発言を取り下げる一幕もあった。

 費用弁償の議案は、全員協議会や議会運営委員会で通常行う執行部との事前協議をすることなく、議会事務局のミスで議案自体も武広町長の手元に開会日までに届いていなかった。

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