佐賀新聞社は20日、佐賀市の109シネマズ佐賀で映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の招待試写会を開いた。94人が参加し、主演2人の迫真の演技に涙を流す人も。鑑賞した佐賀市の本告香代子さん(37)と小城市の土橋麻衣子さん(40)は、「とても感動した。主演の2人がかわいくて演技も良かった」と振り返った。

 映画は28日、109シネマズ佐賀とイオンシネマ佐賀大和(佐賀市)で公開される。封切りを前に、主演で「山内桜良」役の浜辺美波さんと、「僕」役の北村匠海さんに、演じた感想や映画の見どころを聞いた。

 -主演した感想を。

 浜辺 桜良と「僕」は恋人でも友達でもない繊細な関係。お互いの距離感を大切に意識して演じた。

 北村 月川翔監督との仕事は2回目。何でも意見を言い合える仲だったので、現場は常に心地良かった。

 -印象に残ったセリフやシーンは。

 浜辺 「桜は散ったふりして咲き続けてるんだって」という桜良のセリフはすごく思いが込められた言葉で心に残っている。「僕」に弱みを見せる場面なのに、巧みな比喩で伝えている。演じていて力が入った。

 北村 「お門違い」という「僕」の言葉がキーワード。悲しみを表に出すことをいつまでもお門違いだと思っている「僕」の人間性は魅力的だ。

 -ズバリ、映画の見どころは。

 浜辺 大切な人を思うことで、強く笑えたり、行動できたり、一日の価値の大切さに気づいたりできる。そんなメッセージが込められた映画。原作と違い、12年後の様子がプラスされていることで、より幅広い方に共感してもらえる作品になったと思う。見る人の視点や体験によって感じ方が異なり、どの世代でも心温まる作品になっていると思うので、大切な人と見てもらいたい。

 北村 タイトルには美しさや憂いなどが込められていて、映画を通して心が洗われ、前向きにもなれるはず。特に桜良のキャラクターはすごく魅力的。この映画のすべてに直結していると思うので、ぜひ注目してほしい。

思い言葉で伝えたい/少しでも人を助けたい  

 【試写会の感想(SNS「ひびのコミュニティ」への投稿から)】

 「ヒロインの本当の思いが主人公や親友の背中を押す、切ないけどハッピーな物語。やっぱり思いは言葉で伝えないと分からないものですね。私も大切な家族や友達に言葉で伝えていこうと改めて思いました」(HAKO)

 「結末を知っているのに、後半は涙が止まりませんでした。看護師をしていますが、忙しさに追われ、なんで看護師になったんだろうと思うことがありました。ただ映画を見て、少しでも病に悩んでる患者さんを助けたいと強く思いました」(さやちゃん)

 【映画のあらすじ】

 ベストセラー小説の映画化。高校の同級生・山内桜良の闘病日記を偶然見つけた「僕」は、彼女が余命わずかだと知る。12年後、母校の教師となった僕は…。現在の僕を小栗旬、ヒロインの親友を北川景子が演じ、現在と過去を交錯させて描く。

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