「全国小中学生障がい福祉ふれあい作文コンクール」で文部科学大臣賞を受賞した中野みちるさん=伊万里市南波多町

 伊万里市南波多町の中野みちるさん(14)=佐賀清和中=が、全国小中学生障がい福祉ふれあい作文コンクールで最高位の文部科学大臣賞を受賞した。作文のタイトルは「心友(しんゆう)」。重度の失語症の男性との心温まる親交を書きつづっている。

 父は整骨院院長、母は言語聴覚士。自宅の整骨院を訪れるリハビリ患者と接することも多い。そうした環境から医療問題に興味を持っており、昨年の夏休みの課題作文で、4歳の時から親しくしている男性との心の交流をテーマに選んだ。

 男性は脳出血の後遺症で重度の失語症だが、みちるさんの話すことをいつも優しく聞いてくれた。夏休みに久しぶりに会い、成長を喜んでくれた。作文の文末は<言葉がなくても、相手のことを本当に想(おも)う気持ちがあるのなら、人と人は心と心で理解し合えるということを教えてくれた、最高の心友です>と結んだ。

 「(受賞は)実感がわかない」とみちるさん。男性患者が涙を流して受賞を喜んでくれたと聞き、「よかった」とほほ笑む。将来の目標は小児科医。「自分もNICU(新生児集中治療室)に入っていた。困っている子どもたちを助けて恩返ししたい」と話した。

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