【ニューヨーク共同】ニューヨーク証券取引所に14日上場の無料通信アプリ大手LINE(ライン)は、米国ではほぼ無名の存在だ。だが投資家は、ここ最近冷え込んでいたベンチャー企業に対する投資の起爆剤になると期待している。

 米メディアは数年来、将来有望なベンチャー企業を、その希少性から架空の動物ユニコーン(一角獣)に例えてもてはやしてきた。ただ今年に入って金融市場の混乱などが響き、ベンチャー企業が新規株式公開(IPO)をしても、投資家の資金が集まりにくい状況になっている。

 「投資家の注文が800件以上殺到している。久しぶりの大型上場だ」。LINE株について、米大手投資銀行のIPO担当者はこう話した。米国の注目銘柄でも通常300~500件といい、人気ぶりがうかがえる。

 株式上場の支援をした米金融大手モルガン・スタンレーや野村証券は通常より長い3週間をかけ、シカゴやボストンなど米国各地で投資家向けの説明会を開いた。「利用者伸び悩みなどの懸念も出たが、広告事業の成長に高い期待が寄せられている」(野村証券)という。

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