2016年までの5年間に歩行中の交通事故で死傷した人の年齢は、7歳が最も多かったことが2日までに、警察庁のまとめで分かった。年間の10万人当たりの死傷者数でみると、全年齢の平均が46・8人に対し、7歳は146・4人と3倍以上に達していた。

 警察庁が、4月6日から始まる春の全国交通安全運動を前に初めて分析。交通安全の知識が乏しい小学生で登下校中が3分の1を占めており、担当者は「ドライバーは近くに学校があるという標識を見掛けたら特に注意してほしい」と訴えた。

 分析結果によると、5年間の年平均の死傷者数は7歳が1564・6人で、これに8歳の1208・8人、6歳の1098・2人が続いた。10万人当たりでみても、7歳の次に多かったのが8歳の113・8人となり、さらに6歳が102・3人だった。

 警察庁は、小中学生の学年別でも分析。5年間の死傷者数は計3万5816人で、最多は小1の8075人、最少は中3の1674人。学年が上がるのに応じて減少傾向にあるが、2641人の中1が唯一、小6の2210人から増えた。

 16年の10万人当たりでみても、最多が小1の122・8人で、最少が中3の24・7人。40・6人の中1だけは、小6の35・3人から増加しており、進学による通学路変更が要因とみられる。

 小学生の5年間の死傷者計2万9317人をみた分析では、事故に遭った状況は6001人が下校中、4139人が登校中で3分の1だった。月別では入学式や始業式から夏休みまでの4~7月と、秋になり夕暮れが早くなる10、11月が多く、時間帯は登下校時の午前7時台や午後3時~5時台に集中していた。

 歩行中の事故による死者数のみでは、小学生が計91人。このうち小1と小2がそれぞれ30人となり、両者で3分の2。性別では男児が65人、女児が26人。中学生の死者数は計18人だった。【共同】

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