販売店佐賀会の門田豊会長(右)から目録と書籍を贈呈された県市町教育長会連合会の杉﨑士郎会長(右から2人目)ら=佐賀市の佐賀県庁

■学校、図書館に330冊贈る

 佐賀新聞販売店佐賀会と佐賀新聞社は15日、佐賀新聞が連載した戦争体験者の聞き書きを収めた書籍「刻む 佐賀・戦時下の記憶」を県内の私立を含む小中高校、特別支援学校、公立図書館などに贈呈した。計330冊を贈り、戦争体験者が高齢化する中、貴重な証言を平和教材に生かし、次世代へと引き継いでもらう。

 同日、佐賀市の県庁で贈呈式があり、販売店佐賀会の門田豊会長が県市町教育長会連合会の杉崎士郎会長、県高等学校長協会の古賀信孝会長、県公共図書館協議会の河原祐一郎会長に書籍と目録を手渡した。門田会長は「平和の尊さをどうやって引き継ぐかは、私たち大人の使命」とあいさつ。杉崎会長が「子どもたちが戦争体験に触れる機会が減る中、良い思い立ちで、ずっしりとした思いを受け取った。活用していきたい」と述べた。

 「刻む」は、戦後70年企画として2014年10月から1年半にわたり、佐賀ゆかりの70人による日中戦争から太平洋戦争、敗戦直後の混乱までの証言を連載した。子どもが戦争に巻き込まれていく過程や、飢えで死に追い込まれていく兵士たちの様子などが詳細に語られ、当時の佐賀新聞の報道内容や歴史学者の視点も併せて収録している。

 書籍はA5判、515ページ。本体価格は1200円(税別)。今月から県内の主要書店で販売し、佐賀新聞各販売店でも取り扱っている。問い合わせは佐賀新聞プランニング、電話0952(28)2152。

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