佐賀県が「同和問題啓発強調月間」と定めている8月に合わせ、人権問題を考える講演会が県内各地で開かれる。ヘイトスピーチ(憎悪表現)やヘイトクライム(憎悪犯罪)など少数者を排除するような言動が顕在化し、社会に不寛容な空気が広がる中、多様なテーマで人権意識を問い直す。

 同和問題の現状に詳しいフリーライターの角岡伸彦さんは2日に佐賀市文化会館、9日に鹿島市民会館で講演する(いずれも午後1時半開演)。インターネット上に散見される差別表現への対応を含め、これからの部落解放運動や同和教育のあり方を考える。

 17日午後1時半からは唐津市民会館で、猿回し芸人の村崎太郎さんが「橋はかかる~被差別部落に生まれ育って」と題して講演する。25日午後1時半からは多久市中央公民館で、田川市石炭・歴史博物館館長の安蘇龍生さんが「産炭地筑豊と同和問題~山本作兵衛翁の記憶」の演題で話す。

 他の主な講演の開演日時と会場、講師は次の通り。

 4日午後1時半、小城市のドゥイング三日月=徳島県人権エンタメ集団「友輝」リーダーの中倉茂樹さん▽21日午後1時半、鳥栖市民文化会館=元フリーアナウンサーの道志真弓さん▽28日午後1時半、武雄市文化会館=毎日新聞記者の林由紀子さん▽29日午後1時半、伊万里市民センター=落語家の桂文福さん。

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