知的障害や発達障害のある人たちの住まいについて講演した西村顕さん=佐賀市のアバンセ

 自閉症や発達障害について考える催しが1日、佐賀市のアバンセで開かれた。一級建築士の西村顕さん(38)=横浜市=が講演し、安全対策や自立促進の観点から、住環境整備の重要性を訴えた。

 医師や理学療法士らが連携して高齢者や障害者を支援する「横浜市総合リハビリテーションセンター」の職員を務める西村さん。近年は発達障害や知的障害を抱える子どもの保護者から、住宅内の事故に関する相談が増えているという。

 発達障害の子どもが部屋の中で走り回ったり飛び跳ねたりする行動などは「本人にとって意味がある」とし、場所・ルール決めをするといった代替策を考え、子どもからの評価も確認することを提案。「安全対策で閉じこめるということではなく、いかに子どもの自発的行動につなげていくかが大事。環境を整えると子どもの行動は変わる」と指摘した。

 催しは佐賀県自閉症協会が国連の定める「世界自閉症啓発デー」(4月2日)に合わせて主催し、約180人が来場した。自閉症に関するDVD上映などもあった。

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