油彩画の大作を前に最新の著書「花と人生」を掲げる白武留康さん=江北町のギャラリー「ちゅうりっぷのうた」

 県美術展などで活躍し陶芸や文筆活動でも知られる白武留康さん(79)=白石町=の初個展が、江北町のギャラリー「ちゅうりっぷのうた」で開かれている。大作を含む油彩画や陶器、著作物を約90点展示。多彩な人生の楽しみ方が表れている。10日まで。

 白武さんは佐賀大を卒業後、国語や美術の教諭として中学校や県立盲学校に勤務。退職後も文筆、油彩、陶芸の3本柱でさまざまなグループに籍を置き活動してきた。県文学賞や県美術展で入賞歴をもつ。

 所属していた地域の美術団体「グループきしま」が昨年で解散となるなど、作品発表の場が減ってきたことから今回、初めての個展を開催。「絵だけではもたないと思い、三つ合わせてようやくできた。何にでも手を出して生きがいを得るという生き方が表れた集大成」と笑う。

 油彩は、ハンガリー・ブダペストのドナウ川を挟んだ町並みを描いた大作など17点。陶芸は滋味のある酒器、つぼなどを並べ、出版物では先月末に発行したばかりの画文集「花と人生」などを置いた。「花と人生」は身近な草木の花などに着目し和紙に描いた絵と、随筆が中心。戦後にかけて県内を渡り歩いた白石町出身の門付け「カックンちゃん」をモチーフにした小説も収めた。167ページ、A5判で1500円(税込み)。

 個展の観覧時間は午前10~午後5時。問い合わせはちゅうりっぷのうた、電話0952(86)4520へ。

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