在来線特急を武雄温泉駅で新幹線に乗り継ぐ「リレー方式」で2022年度の暫定開業を目指す九州新幹線長崎ルートについて、佐賀、長崎両県議会の自民党議員有志が15日、武雄市内で意見交換した。走行試験再開へ改良部品の耐久試験を重ねているフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発状況を巡り、両県の思惑の違いがにじんで一致点は見いだせなかったものの、意見交換を続けていくことを確認した。

 佐賀から14人、長崎から9人が出席、両県議長も同席した。出席者によると、長崎側は難航するFGT開発状況を踏まえ、フル規格も議論の俎上(そじょう)に乗せる意向や、走行試験再開を判断する技術評価委員会の今秋開催を見据えて「県議会で(フル規格の検討を求める)決議をしたいという思いがある」と述べたという。

 佐賀側は、超党派の促進議連で22年度暫定開業の厳守や、FGT開発促進の要請活動を9月議会前に行う予定などを紹介した。あくまでFGT導入を前提とした整備を求める立場を説明したという。

 佐賀県の石井秀夫県議団会長は「考え方の違いは確かにあるが、同じテーブルで話をすることに意義がある」と強調、長崎県の促進議連会長も務める八江利春県議は「平行線だったが、参加人数も増えて雰囲気は良くなっている。秋を見据えて8月にも開きたい」と話した。

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