何世代にもわたる植林活動に向け、初会合を開いた唐津曳山取締会「曳山の里づくり委員会」=唐津市南城内の唐津神社彰敬館

 唐津曳山(ひきやま)取締会(大塚康泰総取締)は14日、植林活動を曳(ひ)き子がすることで唐津くんちの曳山(やま)台車の修復材を確保する委員会を初めて開いた。近年、文化財にふさわしい大径材が全国的な供給不足にあり、長期的な視点で課題解決に取り組んでいく。

 初会合には取締会や県、市、専門業者ら14人が出席した。大塚総取締は冒頭、「ここで決めたことが負担になるかもしれない。しかしここで決断しないことにはくんちが続かない」と語った。名称を「曳山(やま)の里づくり委員会」として取締会総会に諮ることにした。曳山に必要なカシやヒノキの大径材の流通が極端に少ない状況、県内の森林の現状や植樹活動の報告があった。

 修復材に育つまでには150年から200年を要する。取締会には民有林の貸し出しの申し出もあるが、世代をまたぐと所有権問題も発生するため、公有林がふさわしいとの議論もあった。今後は県と市が県有林や市有林で植樹が可能な適地をリストアップする。

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