進出協定を結んだ「イノセント バイオマス パワー」の小屋久憲代表社員(左)と坂井俊之唐津市長。坂井市長は「発電が始まれば、われわれの意識も含めて変わるのかなと大いに期待している」と話した=唐津市役所

 唐津市は15日、同市佐志にパームヤシ殻が燃料のバイオマス発電所を造る合同会社「Innocent Biomass Power」(イノセント バイオマス パワー)と進出協定を結んだ。約95億円をかけて建設し、2019年7月に営業運転を開始する。九州電力への売電収入は年間44億円を見込む。

 出力2万5千キロワットで、市内全世帯を上回る5万世帯分の電力を生みだす計画。年間稼働日数は330日で、燃料費や為替相場に左右されるが、利益は年間10億円前後と見込んでいる。地元雇用の予定は25人。年内にも造成工事を始め、来年10月に着工する。

 同社は畜産関連事業と国内外で太陽光発電事業を手掛ける「イノセント」(宮崎県都城市)の関連会社。唐津市は原発に近く、送電網が強化され、発電事業の適地と考え、昨年7月に市内に会社を立ち上げて事業展開を探っていた。

 燃料は、パームヤシ殻はインドネシアなどから調達し、木質ペレットの輸入も考えている。建設地は唐津港から近く、同社の小屋久憲代表社員は「港から近くないとメリットがない。燃料費が一番のコストで、公募でたまたまいい土地があった」と語った。

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