辞令交付式で宣誓をする野田有希さん(中央)=佐賀県庁県民ホール

新規職員を代表して服務を宣誓する八谷さん=佐賀市役所

「佐賀南署の新しい歴史を一緒につくっていこう」と訓示した川原義之署長=佐賀市本庄町の佐賀南署

新規採用者や異動対象者を前に訓示する徳永重昭組合長=佐賀市西与賀町の佐賀県有明海漁協

 新年度が本格始動した3日、佐賀県内の官公庁や各団体は辞令交付式を開いた。人口減少や少子高齢化など難しい地域課題への対応が迫られる中、トップが今後の方針を示し、住民目線を心掛けるよう語り掛けた。真新しいスーツ姿の職員たちは緊張した面持ちで辞令を受け取り、社会人の第一歩を踏み出した。

■県全体考え意見を 県庁

 「肥前さが幕末維新博」の準備が本格化する佐賀県。玄海原発の再稼働判断や佐賀空港オスプレイ配備計画など国策課題も正念場で、山口祥義知事は招集した部局長に多角的な視点で考える大切さを説く「葉隠」の言葉を示し、「自分の担当だけでなく県全体を考えながら意見を出してほしい」と呼び掛けた。

 新規採用職員の辞令交付式では、代表の野田有希さん(23)が「佐賀への熱い思いと大きな志を胸に、地域に寄り添い、現場を第一に職務を遂行していく」と宣誓した。任期付き採用1人を除く新規採用144人のうち女性は64人で、44・4%を占めた。

■新鮮、素直さ持ち続けて 佐賀市

 佐賀市役所では、新規採用職員41人が辞令交付式に臨んだ。

 秀島敏行市長は「51年前に入庁した自分を思い出す。今の新鮮さ、素直さを長く持ってほしい」と語り掛けた。職員として、市役所が地域最大のサービス集団であること、チームで対応すること、健康管理に注意を払うことの3点を念頭に置くよう求めた。

 地元出身の八谷英佑さん(24)が新職員を代表して服務を宣誓した。

■頼りがいある警察署つくる 佐賀南署

 佐賀南警察署(佐賀市本庄町)では3日、業務開始式があった。1日に開庁したばかりで、当直勤務を除く署員約130人が出席し、川原義之署長が「より住民目線で、頼りがいのある警察署をつくっていこう」と訓示した。

 川原署長は、県警で63年ぶりに警察署が新設された経緯を説明し、佐賀北署との連携の重要性を強調した。報道陣に対しては「県内10署の中で最も規模が大きく、実績が県全体に影響する。警察署の代表として牽引(けんいん)していきたい」と抱負を述べた。

■生産者のため自負失わずに 県有明海漁協

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画や諌早湾干拓の開門問題など国政に関わるさまざまな問題に直面する佐賀県有明海漁業協同組合。徳永重昭組合長は、新規採用者や異動対象者16人を前に「最近は社会的にも有明海漁協の立場がクローズアップされている」と述べた上で、「漁協の職員としての自負を持ち、生産者のために頑張ってもらえれば」と訓示した。

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