陣内芳博頭取(右)を前に新入行員代表であいさつする成田湧介さん=佐賀市の佐賀銀行本店

「アイ・ケイ・ケイ」入社式で、金子和斗志社長(左)に入社にあたっての決意を述べる新入社員代表=伊万里市のララシャンス迎賓館

 佐賀県内企業の入社式は3日、人手不足が社会問題化する中、働き方改革を取り上げる経営者が目立った。従業員の満足度を高めることが生産性や企業価値の向上につながるとし、ミスを恐れず新たな仕事に挑戦していくよう呼び掛けた。

 佐賀銀行(佐賀市)の入行式には、昨年より8人多い72人が臨んだ。陣内芳博頭取は働き方の工夫を訴えた。業績を向上させるには顧客だけでなく従業員の満足度を高める重要性を強調した。営業支援システムなど働きやすい環境づくりを進め、「これによって創出された時間で自ら学び、質の高いサービスを提供してほしい」と助言した。

 昨年、福岡の2支店で起きた高額窃盗事件には言及しなかったが、自身を含めた役員、先輩行員の経験に触れ「失敗を糧に努力すれば次のチャレンジが楽しくなる。社会人としても人間力豊かな人材になって」と述べた。代表で福岡エリア配属の成田湧介さん(22)は「身が引き締まる思い。大学時代に団体日本一となった卓球で培った向上心、問題意識で業務にまい進したい」と決意を語った。

 結婚式場を全国展開する「アイ・ケイ・ケイ」(伊万里市)の入社式では、インドネシア進出や国内2カ所での新規オープンを見据え、昨年比24人増の78人が顔をそろえた。

 金子和斗志社長が一人一人と握手を交わし「全てはお客さまの幸せと感動のため。家族にも喜んでもらえる仕事のために日々努力を」と訓示。就職サイトの全国調査でも人気を誇る社風に触れ、山田朗大さん(22)は「今まで与えられて育った。今からは与える人になりたい」と意気込んだ。

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