橙色に色づき、出荷間近となった鉢植えのホオズキ

■橙色の実、鈴なりに

 お盆の仏前飾りとして珍重される鉢物「ホオズキ」が出荷の最盛期を迎えている。明かりがともったちょうちんのように橙(だいだい)色の実が鈴なりに実っている。出荷は盆前の8月上旬まで続く。

 唐津市七山仁部の山口節男さん(60)のハウスでは、出荷を待つばかりとなった5千鉢がずらりと並ぶ。佐賀県農業試験研究センターが開発した「佐賀H2号」(愛称・夢風船)と、昨年8月に出願公表された「佐賀H5号」が主力。いずれも県オリジナル品種で、着色が早く実も大きいため、市場の評価も上々という。

 山口さんはシクラメン農家だが、ホオズキの旬は端境期に当たり、作業を同時並行で進めることができるため、9年前から栽培を始めた。地元直売所の「鳴神の庄」のほか、市場を通じて九州一円に出荷される。

 「水管理をしっかりすれば秋口まで長持ちする」と山口さん。「だんだんと色づく実を楽しみながらご先祖様を迎えられては」と話す。

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