県道22号沿いの漬物工場の進出予定地=三養基郡みやき町白壁

■白菜大量契約見込みも

 三養基郡みやき町白壁の家具店跡地に、漬物製造大手「ピックルスコーポレーション」(本社・埼玉県所沢市、宮本雅弘社長)が工場を進出することが1日、分かった。13日に佐賀県、町と三者による進出協定を結ぶ。5月着工、12月に操業開始する。2022年度までに正社員含め約250人の雇用を予定、白菜の大量契約栽培による周辺地域の農業振興も見込まれる。

 みやき町によると、同社は現在、子会社の広島工場を九州向け生産拠点としている。コンビニでの商品流通拡大に伴い九州内での工場新設を検討していた。交通アクセスの良さや、主原料(白菜など)の6次産業化へ向けた支援策の充実に加え、円滑な操業に向け県と町の支援が期待できることから進出が決まった。

 予定地は県道22号沿いの民有地約6700平方メートル。建物の面積は約3300平方メートル、事業費は8億5千万円、18年度の売り上げは10億円を見込む。操業開始時の地元新規雇用は60人を想定し、22年度までに約250人(うち正社員65人)に増員する。

 新工場の管理運営は子会社の「ピックルスコーポレーション関西」(本社・京都府大山崎町)が担う。キムチなど白菜を使った商品を主に手掛ける計画。1日6トン、年間2300トンという膨大な量が必要になるため、町主導で生産農家の組織化も進める。1日には白壁地区の区長らに対し、進出に伴う説明会もあった。

 末安伸之町長は「多くの雇用が生まれるだけでなく、契約生産農家の組織化で就農者増も期待できる」と話す。

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