「地球温暖化と原発」について国会で発表する武廣奏音さん

左から三田川小の伊藤仁美さん、北島羽矢さん

 参議院創設70周年を記念して30、31日に本会議場で「子ども国会」が開かれる。全国から150人の小学生が登院し、「私たちがつくる未来」をテーマに意見を交わす。佐賀県代表の「子ども議員」として佐賀市の高木瀬小6年の武廣奏音(かのん)さん(11)、吉野ケ里町の三田川小6年の伊藤仁美(ひとみ)さん(11)と北島羽矢(はや)さん(11)が参加する。東京五輪や共生社会など六つの委員会に分かれて提言をまとめる。

 武廣さんは「いのちや環境の大切さ」、伊藤さんは「ことばや暮らしが違う人と仲よくするために」、北島さんは「便利な社会にするための発明を行うために」のサブテーマに臨み、最終日の本会議で「子ども国会宣言」を採択する。3人に意気込みを聞いた。

■違った意見聞きたい 武廣奏音さん(高木瀬小6年)

 昨年は音楽会に向けたピアノの練習で忙しかった夏休み。今年は三つの習い事の合間に子ども国会の準備をしてきた。趣味は読書で、年間800冊ほど本を読む。「特に小説が好き。主人公が変化する姿に夢中になる」とはにかむ。

 何事にも好奇心旺盛な性格。ダンスやピアノ、ディベートの大会など積極的に参加してきた。テーマに選んだ環境問題は、原発や食料自給率の低下などを話し合ったディベートの授業がきっかけだった。「いろいろな人の自分と違った意見を聞くのが面白い。早く、全国から来る子どもたちと話したい」と今からわくわくしている。

■発想力膨らませたい 北島羽矢さん(三田川小6年)

調べ学習が得意で自学ノートの出来は先生も太鼓判を押すほど。最近では人気ゲームに登場するイカを題材に種類や特徴を分かりやすくまとめた。興味があることはとことん調べるが、たくさんの情報から自分なりの考えやことばをつくる難しさを感じて「発明・発見をするために」をテーマに選んだ。

 「1+1=2なのに、二つの粘土を合わせると一つになる」と発明王エジソンが残した逸話を紹介してくれた北島さん。当たり前のことに疑問を持つことを実践しているといい、「当日はいろんな人の考え方を学び、発想力を膨らませたい」と意気込みを語った。

■よりよい社会考える 伊藤仁美さん(三田川小6年)

 テレビのチャンネルを変えると悲しいニュースが流れていた。テロで命を落とす人がいる。「世界が平和になってほしい」との思いから「ことばや暮らしが違う人と仲よくしていくために」というテーマを選んだ。「みんな同じ人間。交流して協力していいところを見つけよう」と自らの思いを胸に、議論に臨む。

 学級では持ち前の元気と明るさでムードメーカーの伊藤さん。4人きょうだいの仲を取り持つ世話焼き係でもある。さすがに国会でのスピーチには緊張しているが、「よりよい社会にしていけるよう、みんなで考えたい」と話す。

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