長浜干拓を滑空するマナヅル=伊万里市東山代町

 鹿児島県出水平野で越冬したマナヅルの「北帰行」が本格シーズンに入った。伊万里市東山代町の長浜干拓には180羽超の群が羽休めに立ち寄り、餌をついばみ海峡を越える体力を蓄えた。

 31日午後3時半ごろ5~6の群をつくって飛来したマナヅルは干拓地周辺で一晩羽休め。1日は餌をついばみ、羽繕いしながら、再出発の時を待った。時折、上空を見上げ羽を揺さぶりながら「クー」と鳴き声を上げるツルもいたが、出発を促す“ツルの一声”とはならず2泊目に入った。

 監視小屋でツルを見守る「伊万里鶴の会」の一ノ瀬秀春代表によると「地面の温度が上がらないと飛び立たない傾向がある」といい、午前中の曇り空と冷たい北風が影響したとみられる。

 マナヅルの北帰行は2月がピーク。3月にナベヅルが続く。長浜干拓を飛び立った群は朝鮮半島で再び羽を休め、繁殖地のロシアや中国東北部に帰るという。

このエントリーをはてなブックマークに追加