■業者選定に遅れ

 唐津市役所本庁舎の現地建て替え計画で、市執行部は1日、有利な財源である合併特例債が使える期限に合わせ、2020年度までに完成させるとしてきた工期について「見通しは非常に厳しい」との認識を示した。市議会特別委員会で櫻庭佳輝総務部長が答えた。

 プロポーザル(提案)方式による基本・実施設計業務の業者選定が2回中止になっている。当初計画は3月末までに業者を選定するはずだったが、市長交代による影響もあって4月末に延ばし、再募集は6月末をめどとしていた。少なくとも3カ月は遅れている。

 業者選定は2回とも参加表明が1企業体しかなく、2者以上の成立条件を満たさなかった。特別委では1企業体しか手を挙げない理由について「プロポーザルに参加するにも準備経費がかかり、もし採用されなければ、費用になるのが原因の一つでは」と答弁した。

 20年度中にできない場合の財源問題は「庁舎に充てる特例債の金額は変わるかもしれないが、特例債は他の事業に充てられるので、市財政のトータルで考えれば影響はない」との見解を示した。

 市は選定方法の見直しを検討中で、2週間以内をめどに3度目の募集をかけたいとしている。

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