九州地区いのちの電話相談員ワ-クショップ佐賀大会で講演した副田ひろみさん=佐賀市のアバンセ

 自殺を防ぐために24時間で悩みを聞く「いのちの電話」の相談員が集う九州地区のワークショップ佐賀大会が16日、佐賀市のアバンセで開幕した。基調講演は一般公開され、約200人が悲しみとの向き合い方を学んだ。

 鳥栖市のフリーアナウンサー副田ひろみさんが講演し、大好きだった父の病死や、自殺まで考えた産後うつの体験を語った。長男が23歳の若さでバイク事故で亡くなり「それでも前向きに仕事を頑張ってきた。強い自分を演じているだけかもしれないが、息子が(私を)悲しみの底に突き落とすため生まれてきたわけではないのだから」と視点を変える大切さを訴えた。

 同じように子どもを亡くした男性のエピソードや心の支えになった言葉、本なども紹介。「乗り越えなくても、受け入れなくてもいい。悲しみを抱えながら歩いていこうと思えるようになった」と話した。

 佐賀大会は16年ぶり2回目で、佐賀いのちの電話などでつくる実行委が主催。17日まで話の聴き方などを学ぶ。

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