原発に反対する住民らが九州電力に玄海原発2~4号機(東松浦郡玄海町)の運転差し止めを求めた訴訟の第22回口頭弁論が28日、佐賀地裁(立川毅裁判長)で開かれた。原告の一人で元民生委員の女性が意見陳述し、事故が発生した場合の避難への不安を訴えた。

 昨年まで民生・児童委員を務めた松尾邦子さん(66)=福岡市=が、避難する場合に援護が必要な住民が担当地域に20人以上いたと説明した。「遠い避難場所に連れていくのは、考えれば考えるほど無理と分かった」と主張した。

 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会(石丸初美代表)に加わる住民らが原告になっている。次回は9月8日に開かれ、原告側は「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」の小山英之代表、被告側は九電社員2人の証人尋問を予定している。

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