佐賀県健康づくり財団の業務開始式であいさつする池田秀夫理事長=佐賀市のマリトピア

 健診を手掛ける2組織が事業統合した公益財団法人「佐賀県健康づくり財団」(池田秀夫理事長)が発足した。事業所などを回って実施する巡回型と、施設型というそれぞれの特長を生かした健診を継続するほか、検査、啓発事業を強化する。

 統合したのは、巡回バスによる健診が主体の公益財団法人「県総合保健協会」(佐賀市天神)と、施設健診中心の県医師会が運営する成人病予防センター(同市新中町)。巡回型ではできない健診項目にも対応し、経営基盤を強化するほか、スケールメリットによる業務の効率化、施設の機能充実を図る目的で、2014年から事業統合の協議を進めてきた。

 一般的な健診は年間10万8千人の受診を計画している。県内の医療機関から受託する臨床検査事業のほか、がん患者の支援センターを常設し、患者や家族からの相談を受け付け、医療関係者の研修や県民講座も開く。佐賀市水ケ江の好生館跡地に財団や県医師会などが入る4階建て施設を建設中で、完成までは現施設で業務を続け、年末に移転する。職員数は医師や診療放射線技師ら約110人。

 1日の業務開始式で池田理事長は「民間事業者であることを肝に銘じ、一致協力を。県民の健康寿命を延ばし、公衆衛生や医療従事者の資質向上に寄与できるよう業務に取り組んでほしい」と呼び掛けた。

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