国土交通省武雄河川事務所は28日、佐賀導水路の巨勢川調整池(佐賀市金立町千布)に設置している排水ポンプ2基のうち、1基に故障が発生していると発表した。原因の特定や故障箇所の部品の調達のため、本格的な復旧には半年ほどかかる見通しで、ポンプ車を配備して対応している。

 事務所によると、6日午後0時半ごろ、降雨時に稼働していた排水ポンプの回転式ガスタービンエンジンの内部で異常な振動を感知し、自動停止した。

 ポンプは2005年3月に設置された。排水能力は2基とも毎秒13トンで、調整池に蓄えた水を嘉瀬川に排水している。事務所は27日に排水ポンプ車2台(排水能力毎秒0・5トン)を配備し、8月4日をめどにさらに2台を追加する予定。

 調整池には東名遺跡の遺物が埋蔵されているが、現在のところ遺跡や市民生活への影響は出ていないという。事務所は「故障原因を調べていたため発表が遅れた」と説明し、「気象の変化を注視して、水位などの情報連絡態勢を強化していきたい」と話している。

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