2008年の館長就任以来、9年間にわたって佐賀県を代表する医療機関を引っ張ってきた。「県民に安全で適正な医療を提供するためにどうすればいいかを考えてきた。あっという間だった」と振り返る。

 心臓外科が専門。好生館には1991年に着任し、まだ珍しかった心臓外科の立ち上げを担当した。当時は現在ほど診療科が細分化されておらず、チーム医療という概念も一般的でない時代。「一から新しい科やチームをつくるのは大変だったが充実感もあった」という。その後は循環器科医長、心臓血管外科医長、副館長など歴任した。

 館長時代は、独立行政法人化や病院移転も経験。独法化では経営の安定化に力を入れたほか、高度医療、急性期医療という好生館本来の役割もあらためて強化した。移転については「以前の場所では難しかったハード面の整備も充実できた」と成果を語る。

 4月から発足したばかりの佐賀県健康づくり財団の副理事長に就任。「未病という観点から医療に貢献したい」と、新たなチャレンジを楽しみにしている。

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