札幌市庁舎ロビーに建つ島の銅像。コタンベツの丘から札幌の原野を見渡す姿を模して造られた

島が蝦夷地を探検した際に記録した日記『入北記』。地理・地形、産物などを絵図付きで記載している=北海道大学附属図書館北方資料室蔵

島が作成した、札幌の街づくりの構想図『石狩国本府指図』=北海道大学附属図書館北方資料室蔵

北海道神宮神門の前にある島義勇の銅像。1974年に建立された。高さ3.6メートル、重さ3トン

判官さま

■島義勇(しま・よしたけ、1822-1874) の足跡

 幕末から明治にかけて北海道の開拓と札幌の街づくりに尽力し、“北海道開拓の父”と呼ばれる佐賀の七賢人の一人、島義勇。札幌市内には市庁舎ロビーと北海道神宮の2カ所に島の銅像があり、命日の4月13日に同神宮で顕彰祭が開かれるなど、今も市民に親しまれています。

 島は1822年、佐賀城下精小路(現佐賀市与賀町)に生まれました。幕末、佐賀藩主鍋島直正の命で蝦夷地を調査し、報告書「入北記」をまとめます。明治維新後の69年には「開拓判官」として札幌の開拓に着手し、都市整備の基盤を築きました。大通りを中心とした碁盤の目状の区画など、札幌の機能的で住みやすい街並みは島の功績だといえます。

 厳しい北海道の大地を切り開いた先駆者として市民の敬意を集める島。札幌を訪れた際には、ぜひ郷土の偉人の足跡をたどってみてください。

■島ゆかりのお菓子も!

「判官さま」

北海道神宮にある「六花亭 神宮茶屋店」限定の焼き餅(1個100円)。「判官さま」と呼ばれ親しまれている北海道開拓の父・島義勇に敬意を込めて命名された。

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