内閣総理大臣賞の表彰状を手にする陣内誠理事長=佐賀市神野東のITサポートさが

 インターネットを正しく利用できる社会づくりを目指して活動するNPO法人「ITサポートさが」(佐賀市、陣内誠理事長)が、消費者庁の「消費者支援功労者表彰」で最高賞の内閣総理大臣表彰を受けた。ネットに関するトラブルの啓発活動や、相談窓口の開設など長年の活動が評価された。

 ITサポートさがは2005年に設立。元々はネットの能力向上を目的にしていたが、学校裏サイトなどが社会問題化する中、ネット環境を守る活動にシフトした。子ども向けプロジェクト「kodomo2・0」ではポスターコンクールや教材開発を行い、ネットに接する子どもの心の教育に力を入れている。

 窓口に寄せられる相談件数は年間約250件で高止まりしている。新たなSNSやサービスが登場するたびにトラブルが多様化し、「内容が深刻化している」(陣内理事長)。佐賀県警と連携してサイバー防犯活動に取り組むなど、他団体との連携も進めてきた。

 スマートフォンの急速な普及により、市民とネットの接点は広がる一方だ。陣内理事長は「私たちの活動だけでは限界がある。多くの人が関わることができる環境をつくりたい」と話す。

 表彰式は5月23日に首相官邸であった。県内からは「ベスト消費者サポーター章」に消費生活相談員の鬼崎京子さん(佐賀市)、中村薫さん(鹿島市)が選ばれた。

このエントリーをはてなブックマークに追加