剣道女子団体決勝リーグ・三養基-龍谷 大将戦でドウを奪う三養基の白水みつき(左)=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル

剣道男子個人決勝 相手のメンを攻める龍谷の谷口祥磨(左)=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル

■決勝L最終戦 大将・白水執念のドウ

 激闘となった剣道女子団体決勝リーグ。最終第3戦の大将戦まで順位が決まらない三つどもえの争いを制したのは三養基だった。ライバル龍谷に逆転勝ちし、決勝リーグ全勝。「チームワークで勝った」。八坂嘉博監督は少し潤んだ瞳で選手の頑張りをねぎらった。

 決勝リーグ初戦の相手は白石。公式戦で勝ったことがなかった難敵に対し、先鋒・野口萌が決めた一本を全員で守り通し、勢いをつかんだ。

 続く佐賀商にも勝ったが、白石と龍谷が1勝1敗で並び、優勝の行方は龍谷との最終戦に託された。

 「自分が勝って主役になる」。前2人が敗れ、勝負が懸かる中堅戦。内村吏沙は相手と目が合った時、「必ず宮城(全国総体)で戦いたい」と気持ちを強くした。内村が得意の飛び込みメンを決め、流れを呼び戻すと、続く副将・中村萌々花がドウを決め2勝2敗。大将・白水みつきが県春季大会で龍谷に負けて以降、練習を続けていたメン返しドウを決めた。みんなでつかみ取った優勝だった。

 「この結果で満足せずにもっと上へ」。八坂監督は選手の気持ちを引き締めた後、「感動した」と一人一人と握手を交わし、喜びを分かち合った。

 「うれしすぎると涙が出ないんですね」。白水主将はこの日一番の笑顔を輝かせた。

■谷口(龍谷)激戦制す 男子個人

 剣道男子個人は、谷口祥磨(龍谷3年)が初めての優勝を手にした。昨年10月の県新人戦が3位で、4月の県春季大会は5位。あと一歩のところで頂点を逃してきただけに、「力をすべて出し切れた」と喜びに浸った。

 「1試合目の入りが良かった」と谷口。二本勝ちで流れに乗った。三養基の川頭泰輔との準決勝では、相手を誘い出し、メンを打ってきたところにドウを決めた。

 決勝はチームメートの藤田大征。延長戦までもつれる激戦となったが、谷口の踏ん張りが相手を上回った。

 「相手の動きを見て、落ち着いて試合を運べていた」と坂井宗輝監督。谷口は「県代表として全国優勝を目指す」と語った。

=成績=

 【男子】個人 (1)谷口祥磨(龍谷)(2)藤田大征(同)(3)香田尚也(同)川頭泰輔(三養基)

 【女子】団体1回戦 高志館1-1多久(代表者戦)、神埼1-1敬徳(代表者戦)、清和4-1鳥栖商、佐賀西1-0佐賀農、弘学館3-2唐津西、伊万里商1-1鹿島(代表者戦)、佐賀北3-0唐津東▽同2回戦 龍谷4-0武雄、佐賀学園4-0高志館、佐賀商4-0神埼、佐賀女子2-0清和、三養基5-0佐賀西、伊万里4-0弘学館、致遠館2-1伊万里商、白石2-2佐賀北(代表者戦)▽同準々決勝 龍谷4-0佐賀学園、佐賀商2-0佐賀女子、三養基2-1伊万里、白石5-0致遠館

 ▽同決勝リーグ (1)三養基3勝(2)白石2勝1敗(3)龍谷1勝2敗(4)佐賀商3敗

(三養基は2年ぶり10度目の優勝)

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