九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県が設置した原子力安全専門部会は2日、佐賀市で会合を開いた。玄海3、4号機が合格した安全審査の内容について審査を担当した原子力規制庁から聞き取りを行った。

 専門部会は大学研究者7人で構成している。原子力規制委員会が1月18日、玄海3、4号機が再稼働の前提となる新規制基準をクリアしたと判断したことを巡って、専門家の立場から疑問点をただした。

 質疑では、重大事故の対応拠点のスペースが狭いと考えている委員が「九電にも尋ねたが、ヒューマンエラーを起こさないための環境になっているのか」と指摘した。これに対し、規制庁は「規制で求める最低限の対応は十分に取られている。それ以上のことは事業者に工夫してもらう」と答えた。地震や火山など自然災害対応についても質問があった。

 専門部会の会合は4回目。部会長の工藤和彦九州大名誉教授は、九電と規制庁からの聞き取りは今回でほぼ終了したとの認識を示した。次回は11日にあり、県が国に提出する安全性に関する質問状の内容を整理する。

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