佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を巡り、佐賀県有明海漁協は2日、九州防衛局に12項目の質問書を送った。沖縄・名護沖の米軍機大破事故を受けた機体の安全性を問う質問や、米軍の訓練移転に言及した安倍晋三首相の国会答弁の趣旨説明を求める質問のほか、コノシロ漁期や1日60回程度とした空港利用想定に沿ったデモフライトを要請している。

 漁協による質問は、2016年8月に続き2回目で、前回同様、県を通して送付した。

 米軍利用については、安倍首相の国会答弁の真意確認のほか、「全国横並びの中で考慮する」とした防衛省の説明に関し「均等にと捉えてよいか。オスプレイ配備を理由に負担が強まることはないか」などと念押ししている。機体の安全性は、沖縄での事故原因の説明を求めたほか、周辺海域への油や燃料流出の有無、初動対応もただした。

 漁船、干潟漁業への影響調査では、過去の調査結果の例示に対してコノシロやムツゴロウなどが対象になっていないことを指摘し、結果がコノシロなどに適用されるのか説明を求めた。

 徳永重昭組合長は「昨年12月の訓練中の事故では海に着水したこともあり、心配する声も多いが、漁場への影響など続報は聞かれなくなった。事故原因や漁業への影響について説明をしっかりしてもらいたい」と注文した。

=オスプレイ 配備の先に= 

このエントリーをはてなブックマークに追加