伊万里・有田消防組合消防本部の中村明広消防長(右)から防火基準適合の「適マーク(金)」の交付を受ける伊万里グランドホテルの運営会社の金子美枝取締役=伊万里市の同消防本部

 伊万里・有田地区消防組合消防本部は26日、防火安全に関する基準を3年以上継続して適合した宿泊施設として、伊万里市新天町の「伊万里グランドホテル」に「適マーク(金)」を管内で初めて交付した。

 適合表示制度は2012年5月に7人が死亡した広島県福山市のホテル火災を受け、14年にスタート。収容人員30人以上、3階建て以上の施設が対象で、初期消火や避難誘導の計画策定、消防用設備の点検報告などを届け出て消防機関の審査を経て、条件を満たすと交付される。金マークは3年間継続して基準を満たす必要がある。

 交付式では、中村明広消防長が、同ホテルを運営するアイ・エス(金子晴美社長)の金子美枝取締役に認定書を交付。中村消防長は「利用者の安心安全へのニーズが高まっており、管内全ての施設で認証を呼び掛けたい」と話した。

 伊万里グランドホテルは2棟で客室数154。従業員の発案で制度開始と同時に認証を取得し、設備の充実に加えて年2回の避難訓練を実施している。金子取締役は「従業員の防火意識も年々高まっており、今後もお客さまへの安心安全の提供に努めたい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加