濃さや量が同じになるよう「回しつぎ」をして茶を入れる嬉野高3年の生徒たち=嬉野市の嬉野高校

 茶の名産地である嬉野市の嬉野高を今春卒業する生徒たちに、茶のおいしい入れ方を教える教室が1月31日、同校であった。3年生の約110人が、蒸し製玉緑茶と釜炒(い)り茶の入れ方を日本茶インストラクターから学び、味わいの違いも楽しんだ。

 指導したインストラクターは、1人分2~3グラムの茶葉と70度まで冷ました湯を急須に入れ、1分間抽出する方法を伝授。この方法で、苦みや渋みが出すぎず、うま味や甘みが引き出されることを説明した。

 生徒たちは教わった通りに入れ、「いい香り」「おいしい」「釜炒り茶はより渋みがある」などと感想を述べていた。蒸し製玉緑茶は2煎目も短い抽出時間で飲み、「甘かった1煎目よりも渋みがある」と話し合っていた。

 県茶商工業協同組合連合会と、西九州茶消費拡大推進協議会が、同校の卒業生にうれしの茶のおいしい入れ方を知ってもらい、うれしの茶のPR隊になってもらおうと、毎年実施している。生徒たちはこのほか、うれしの茶の歴史や健康成分などについても学んだ。自宅で茶を生産しているという岸川朋実さん(18)は「普段自分で入れる茶よりも、苦みや甘みが深かった」と入れ方による違いに驚いていた。

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