佐賀空港へのオスプレイ配備計画に関する意見聴取で、漁業者(手前)にあいさつをする佐賀県関係者=太良町の県有明海漁協大浦支所

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画に関し、佐賀県は29日、漁船漁業への影響が懸念される県有明海漁協大浦支所(藤津郡太良町)の漁業者を対象に意見を聴取した。約30人が出席し、空港南側が魚類の産卵の場になっていることを踏まえ「生活を守るため、反対というより来てほしくない」と切実な思いを訴えた。

 音に敏感なコノシロの投網漁への影響を心配する声が上がっており、ノリ養殖が中心の別の地域とは状況が異なるため、県が個別に意見聴取をした。

 会合は非公開で、出席者によると、騒音や振動の悪影響を不安視する声に加え、国営諫早湾干拓事業に絡んで国への不信感を示したり、漁業不振の原因究明を求める意見が出た。県議会の受け入れ決議を問題視する声もあったという。

 大浦支所の弥永達郎運営委員長は終了後、「魚への影響が未知数で、そこが一番怖い」と配備計画に否定的な考えを示した。防衛省には公平な調査を求め、結果を見極める意向も示唆した。

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