「HAPPY NEWS賞2016」を受賞した伊藤久美さん。琴線に触れる新聞記事に出合うと、家族や仕事仲間に紹介している=佐賀市の佐賀新聞社

 日本新聞協会は4月6日の「新聞をヨム日」に合わせ、「HAPPY NEWS 2016」の結果を発表した。佐賀県内からは、ダウン症の男児の成長や家族の思いを紹介した記事にコメントを寄せた伊藤久美さん(49)=佐賀市=が「HAPPY NEWS賞2016」を受賞した。

 伊藤さんが取り上げたのは、佐賀新聞に掲載された共同通信の連載「笑顔のある風景」の3回目(昨年9月27日付)。男児が自身のペースで漢字を覚えたりダンスを習ったりして成長していく様子を、両親の喜びの声や、笑みを浮かべた家族写真とともに紹介した。

 男児が夫婦げんかの仲裁役も買って出る日常に、伊藤さんは「男の子の純粋な心が家族の癒やしや絆につながっていると感じた。家族が力を合わせて前向きに暮らしている様子が浮かんできて心が温まり、じわっと涙が出た」と話した。

 作業療法士の伊藤さんは、琴線に触れる記事に出合うと、家族や職場の同僚に紹介している。「何気ない日常の中にもある幸せをこれからも伝えてほしい」と新聞に期待を寄せた。

 幸せな気持ちや気付きを与えてくれた記事とコメントを募る「HAPPY NEWS」は13回目で、全国から3860件(うち大学生1245件)の応募があった。大賞には、愛媛県松山市沖に浮かぶ怒和島の小学校の「海テラス給食」を取り上げた広島市の財満純子さん(69)が輝き、11件の「HAPPY NEWS賞」などが選ばれた。

 受賞作は新聞協会のウェブサイト「よんどく!」(http://www.yondoku.com)で閲覧できる。

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