バレーボール女子予選グループ戦・鳥栖商-津商(三重) 第3セット、ポイントを決めて喜ぶ鳥栖商の選手たち=宮城県多賀城市総合体育館

■マッチポイント許すも逆転 鳥栖商

 3点差で相手に握られたマッチポイントを、持ち前の粘ってつなぐバレーで鮮やかにひっくり返した。3年ぶりに全国総体に挑んだバレーボール女子の鳥栖商が、津商(三重)との激戦を制した。秋永良子監督は「厳しい場面から勝てたことを自信にしたい」と選手たちを評価した。

 最終第3セット、相手のコーナーを突くスパイクに苦しみ、一時は7点差を付けられたが、「絶対に追い付く」と気持ちを奮い立たせた。ブロック2枚で相手の打つコースを限定し、得意のラリー戦に持ち込み耐えた。

 先にマッチポイントを握られても、笑顔で声を掛け合い続けた。高い集中力でエース樋渡那菜らが4点を連取して25-24と逆転。最後はセッター原瑞穂がライトに上げたボールを樋渡がまっすぐ押し込んで勝負を決めた。

 選手たちには初の全国総体で、序盤は硬さも見られたが、深いサーブで相手を崩して少しずつ自分たちのペースに引き込んだ。絶体絶命のピンチにも「1点ずつ、目の前のポイントに集中できた」と樋渡。「次も粘り強い鳥栖商らしいバレーをしたい」と笑顔だった。

 ▽女子予選グループ戦(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は敗者復活戦へ)

鳥栖商 2-1 津商(三重)

■強い気持ち、耐え抜く 佐賀学園

 全国を見据え、鍛え上げられたつわものたちが、躍動感あふれるプレーで難所を切り抜けた。バレーボール男子の佐賀学園が、予選グループ戦で鳥取中央育英を破り、3年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 第1セット、強打の正確さを欠いた相手とは対照的に、千住玲太、南谷健太らの多彩な攻撃とブロック、粘り強いレシーブで終始リード。第2セットも序盤から5点差を付け、危なげなく展開するかに見えた。

 しかし、中盤以降は落ち着きを取り戻した相手に徐々に詰め寄られ、ジュースに突入。大島拓也、本村大翔がこん身のスパイクを繰り出し、29-27で耐え抜いた。「うちが受けて立ってどうする」。蒲原和孝監督は試合後、追いつかれた後の勝負強さに成長を感じつつも、リードを広げてから隙を突かれたチームを戒めた。

 「第2セットは油断してしまったけれど、接戦になって気持ちの強さを出せた」と下田涼平主将。「次も泥臭いバレーで勝つだけ」と気持ちを奮い立たせていた。

 ▽男子予選グループ戦(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は敗者復活戦へ)

佐賀学園 2-0 鳥取中央育英(鳥取)

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