生産性向上の取り組みを紹介する日吉町森林組合の湯浅勲副組合長=佐賀市富士町のフォレスタ富士

 高齢化や担い手不足が深刻な林業の再生を考える講演会が、佐賀市富士町であり、作業効率の向上に向けた取り組みを続ける日吉町森林組合(京都府)の湯浅勲副組合長が講演した。

 湯浅氏は、安価な外材の輸入などによる需要減で、国産材の価格がピーク時の8分の1にまで下落している現状を説明した。事業の見通しが立たず、林業従事者も減少が続いているとして、生産性向上の必要性を説いた。

 同組合では、間伐期を迎えた樹木の位置などを細かく記録した「森林カルテ」を作成。「効率良く手を加えることで質の高い木材が流通でき、山林所有者にとってもメリットが生まれる」と指摘した。

 講演会は佐賀市が主催し、自治体や地元の林業関係者ら約80人が聴講した。

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