佐賀市清掃工場で説明を聞くフィリピンの視察団=佐賀市高木瀬町

佐賀市清掃工場で視察する関係者ら=佐賀市高木瀬町

■焼却場なく公害深刻化 バイオマス活用に関心

 バイオマス産業都市を進める佐賀市の先進的な設備を視察しようと5日、フィリピンのカバカン市の市長や電力会社の関係者ら9人が、佐賀市清掃工場などを訪れた。フィリピンには公的な焼却施設がなく、ごみは埋め立て処分。公害の深刻化で環境への関心が高まっており、施設を見学し解決の糸口を探っている。期間は2日間。

 視察団は初日、ごみ処理の際に発生するガスから二酸化炭素(CO2)を分離回収する設備や、同工場から排出される二酸化炭素を使い、藻類の培養を手掛ける「アルビータ」の取り組みを視察し、関心を示していた。

 このほか、ごみ収集車がごみの投入をするプラットホームや、工場に運び込まれたごみを一時的に蓄えるごみピットも見学。担当者による市のごみの分別方法の説明もあった。

 カバカン市のヘレロ・P・グズマンジュニア市長は「フィリピンのごみ問題は深刻。このテクノロジーをカバカン市でつなげていきたい」と意欲をみせた。

 2日目は佐賀市の秀島敏行市長を表敬訪問した後、佐賀市上下水道局や佐賀市浄化センターなどを見学する予定。

このエントリーをはてなブックマークに追加