3回戦・伊農林-鹿島実 鹿島実7回裏1死二塁、1番山口航平が適時打を放ち、二走中村一貴(左)が生還、2-5とする=19日、みどりの森県営球場

 伊万里農林に延長戦の末振り切られた鹿島実。西村秀範監督は「勝負所で相手の気迫が一枚上だった」と悔しさをにじませたが、「高校野球らしい試合をしてくれた」とチーム一丸の粘りをたたえた。

 4点を追う七回裏。1死二塁から1番山口航平が一、二塁間をしぶとく破ると、これを皮切りに一挙に4点を奪い、追い付いた。「ベンチ、スタンド全員が、1点を取りに行く姿勢を見せた」と主将でもある山口航。チームが一体となった場面だった。

 一人でマウンドに立ち続け、187球を投げ抜いた主戦北村皐は試合後、「みんながいてくれて、最後まで投げられた」と目を赤くした。西村監督は「7点取られたけど、背番号1にふさわしい立派な投球をしてくれた」と北村をねぎらった。

 「この悔しさを忘れないことが次につながる。伝統の全力疾走で頑張ってくれ」と山口航。後輩たちに、最後まで諦めない姿勢という置き土産を残した。

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